育毛剤の選び方

育毛剤の選び方

育毛剤は大きく分けると医薬品と医薬部外品に分けられます。医薬品は薬局で扱っていて副作用の心配はあるものの効果はそのぶん期待できます。商品では「リアップ」が有名です。
医薬部外品はドラッグストアでも扱っていて比較的簡単に手に入ります。

育毛剤は自分の頭皮の症状に合ったものを選びます。

頭皮を触ると突っ張ったように固い

頭皮が張っていると血行不良になりやすいです。髪の栄養分であるアミノ酸は血液と共に運ばれてくるので血行不良になると健康な髪が育ちません。
この場合、育毛剤に次のような成分が入っているものを選んでください。
センブリエキス、トウガラシチンキ、塩化カルプロニウム、セファランチン

髪が細くてコシがない

髪が細くてコシがないのは髪の毛を作る細胞の新陳代謝の働きが弱っていると考えられます。この場合は以下の成分が配合されている育毛剤が良いです。
塩化カルプロニウム、アルニカエキス、tフラバノン、ペンタダカン酸グリセリド

体毛が濃い、遺伝が思い当たる

男性で薄毛になる人が多い脱毛症に「男性型脱毛症」が挙げられます。別名AGAとも呼ばれていますので聞いたことのある人もいるでしょう。
男性型脱毛症は男性ホルモンが原因なので男性ホルモンを抑制する成分が有効です。
スピロノラクトン、エチニルエストラジオール、サイプロテロンアセテート

頭皮が脂っぽい、髪の毛がべたつく

これは皮脂の分泌が多過ぎるために起こる症状です。このような症状に当てはまる人は顔も脂っぽいのが特徴です。有効成分は以下です。
塩酸ピリドキシン、グリチルリチン酸ジカルウム、レシチン、オドリコ草エキス

なお、フケが気になる人は、サルチル酸、レゾルシン、イソプロピルメチルフェノールなどの成分が良いです。

ただ、育毛剤は髪が薄くなってから使うのでは遅すぎます。ほとんどの人が「ちょっと髪が薄くなったから育毛剤でも使ってみるか」という感じで使い始めます。でも、一旦薄くなってしまった髪を元に戻すのは難しいのです。ですから薄くさせない努力が大事になります。「もしかしたら将来は薄毛になるかもしれない」と心配な人は薄くなっていない時から自分に合ったお手入れ方法でケアして下さい。